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※ 以下の記述は古くなり,当てはまらなくなってきた.すなわち,Internet Explorer 8ではHTML版のMathMLがサポートされるようになるとされています.ただ,私の独自調査では,ページ訪問者中の IE8 使用者の割合がまだ0%なので,今しばらく下記の記述を残しておきます.(2008.07.31)
■はじめに(問題の発端
 Microsoft 社の Internet ExplorerがWeb上での数式表示言語MathMLに対応していないことにより,数式を用いて情報伝達を行おうと考える人には,多くの制約があります.
 これに対して,様々な解決策が考えられていますが,現状は必ずしも明るいものではありません.

(1) 使用するブラウザをFirefoxに変える方法:
  Firefoxは数式表現に適したMathMLをサポートしているので,そのユーザについては問題が解決します.しかし,下記の調査から分るように,日本ではFirefoxのシェアは非常に低く,ほとんどの読者には読めないという現実があります.

(2) Internet ExplorerでMathMLを読めるようにMathPlayerプラグインをインストールする方法:
  無料の非常に軽いプラグインでインストールも簡単ですが,下記の調査のようになかなか普及しない現状があります.

(3) jsMathによる方法:
  「ほとんどすべてのプラットホーム上のほとんどすべてのブラウザ」に対応でき,プラグインが不要でTeXの文書が簡単にHTML文書に変り,無料で導入できるシステムですが,サーバ容量がやや大きくなる他,ユーザがTeXのフォントを持っていないと画像フォントで置き換えるため少し遅くなります.

(4) 私が行っている方法
  すべてのユーザに対応するのでなく,Internet Explorerを使用している95%のユーザにだけ対応すると決めれば,この問題は簡単に解決することができます.
  特に,Web上で数式を表示するといっても,デパートのようにすべての数式を網羅する機会は少なく,1つのページで必要とされる数式の形は限られています.そこで,C言語でプログラムを作るときにインクルードファイルを指定する要領で,必要な関数だけをインクルードすれば,軽いファイルで数式を表示することができ,画像ではないので,変数を用いてその場でダイナミックに変形することもできます.
  私の場合,最もよく使用するのは分数関数で,次が無理関数ですが,これら2つの関数定義を両方ともインクルードするだけで,どちらがどちらに合成されていても表示することができます.

■ブラウザのシェアについて

 世界レベルでのブラウザのシェアについては,海外の調査会社の分析が発表されており,FirefoxやSafariが徐々に伸びているといわれています.しかし,日本国内では,Windows 購入時の設定をそのまま使っているユーザが多く,Internet Explorer の比率が非常に高いといわれています.
 ここで,ブラウザのシェアとは,Safari や DoCoMo のようにマシンとブラウザが対応している場合は別として,ユーザが使っている幾つかのブラウザのうち,集計サイトに入ったときに偶然使用していたブラウザを表わすものと考えられます.
 右の表は2007.6.26〜2007.7.25及び2007.10.1〜2007.10.31の期間に私の高校数学ページを訪問したブラウザの種類を集計したものです。ほとんどのユーザが Internet Explorer かつ 6.x であることが分かります.(シェアの変化は,IE内部のバージョンアップ 6→7 が主です.)

■Webページで数式を表示する方法

 Webページで数式を表示する方法は,可能性としてはいろいろあります.

(1) 画像で表示する方法
(2) 純粋にtextとしてx^2などと表わす方法
(3) PDFなどの文書として配布する方法
(4) 国際規格であるMathMLによる方法
(5) 初めからXMLで書く方法
(6) jsMathによる方法
(7) 以上以外(ビデオなど)
(8) 私独自のJavaScript+CSSによる方法(=以下で解説,このサイトの教材で使用)

(1)(2)(3)(7)は置いておき,(4)〜(6)に将来性があるという論調の記事が多いようです.

 Internet Explorer は将来的にも(4)に対応する予定がなく,プラグインが必要です.Firefoxでも特別なfontをインストールしなければ見えません.
参考 2007.6.26 〜 2007.7.25の私的集計(87797件中)
Internet  Explorer 6 80.8% 合計
約95.3%
Internet  Explorer 7 13.1%
Internet  Explorer 5 1.4%
Mozilla Firefox 2.5%          
参考 2007.10.1 〜 2007.10.31の私的集計(81476件中)
Internet  Explorer 6 76.6% 合計
約95.8%
Internet  Explorer 7 17.6%
Internet  Explorer 5 1.6%
Mozilla Firefox 2.4%          

(4) MathPlayer導入状況の私的集計
 私の高校数学ページの訪問者中でMathMLを表示するためのプラグインMathPlayer があると表示されたものの割合は,2006.9月、11月,2007.4月,7月,10月で各々
4.3%3.6%5.5%3.2%2.9%
でした.
 非常に軽いプラグインで導入は一瞬でできますが,まだAdobe Readerのような必需品と見なされていないせいか,パソコンの買い換えで消えたままになることがあるかもしれません.

(6) jsMathについて
○ほとんどのプラットホームのほとんどのブラウザに対応
○プラグイン不要
○TeXの文法でそのまま入力してWeb上のHTMLファイルになる
△ユーザがTeXのフォントを持っていないとき,画像フォントで代替されるのでやや遅くなる

==> 英語文オリジナルサイト
==> 日本語訳(私案翻訳作業中
■このページで解説する数式表示方法の概要(上記の(8)の解説)
(1) Internet Explorer の初期設定で(セキュリティレベルが中ならば)そのまま表示できます.他のブラウザに対応するには分岐を増やす必要がありますが,煩雑になるため原作では対応していません.
(2) 完成したソフトの配布でなく,方法の解説です.TEXの文書をテキストエディタで作成するのと同じレベルの使い方です.高校数学程度の記号はあらかじめ準備していますが,ない記号は各自で作成するものとします.1つの関数を作成するのに要する時間は,30分から半日程度ですが,一度作れば Internet Explorer がなくならない限り使えるはずです.
 数式の種類は果てしなく多くあるように見えますが,小さな関数の合成によりほとんどの数式を表現することができます.専門分野でしか使われない特別な記号も工夫すれば作れるはずです.
(3) この内容を理解して頂くには,HTMLとJavaScriptの初歩的な知識は前提となります.(プログラミング言語の習得は,やり出せば切りがありませんが,最短でも,HTMLとJavaScriptで各々90分程度の講義と実習が必要です。) 作者はTEXを3日程度しかやっていませんが,TEXで数式を書いたことのある方が望ましいと考えます.
(4) MathML, XMLの将来性については作者には分かりません.以下に解説している方法は,創意工夫をして必要物を作る方法です.数学教育や物理教育を考えている学部学生向けの課題として,適度な所要時間,難易度だと考えられます.

■著作権について
 著作権はこのホームページの作者(浅尾)が所有していますが,
(1) クライアントパソコンの中で研究される限り自由に使えます.
(2) このプログラムを使用してインターネット上にWebページとして公開される場合は,事前に連絡をいただいても確認できませんので,公開して確認できる状態になってから御連絡ください.メールによる依頼と了解の返信により著作物(*)の利用承諾とします.
(3) 外部から見ることのできないイントラネット内部のみあるいはパスワード設定されたサイトで使用していただくのは,お断りします.
(4) このプログラムの利用によって,Webページ作成者,Webページ閲覧者などに機器のトラブルその他の損害が生じた場合において,原作者は一切の責任を負わないものとします.利用者の方で十分テストして,各自の責任でご利用ください.

 (*) 以下に解説しますのは,完成された作品それ自体でなく,その作り方です.だから,よくできる学生の場合,こちらが準備したものよりも性能のよいものができてしまうことがあります.また,原作にない様々な記号を追加していくことができます.

■関数名等の命名について
 予約語などと競合しないように,英単語を単独で使うことは避け,(1)英単語に数字を追加したもの,(2)英単語の省略形,(3)日本語をローマ字で書いたもの,を使っていますが,TEX文書から簡単にテキスト置換できるように関数名はできるだけTEXに近づけています.

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